<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<rdf:RDF
  xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#"
  xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
  xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
  xmlns:admin="http://webns.net/mvcb/"
  xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
  xmlns:cc="http://web.resource.org/cc/"
  xmlns="http://purl.org/rss/1.0/">

<channel rdf:about="http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/">
<title>川田真理子　音楽のある食卓</title>
<link>http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/</link>
<description>水、光、空気が織りなすアートな毎日♪
</description>
<dc:language>ja-JP</dc:language>
<dc:creator></dc:creator>
<dc:date>2009-11-08T21:23:49+09:00</dc:date>
<admin:generatorAgent rdf:resource="http://www.typepad.com/" />


<items>
<rdf:Seq><rdf:li rdf:resource="http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-ea57.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/wrn-6bc3.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/5-f368.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/55-6148.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/nhk-6fe4.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-6e64.html" />
<rdf:li rdf:resource="http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-4872.html" />
</rdf:Seq>
</items>

</channel>

<item rdf:about="http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-ea57.html">
<title>リスト「ピアノ協奏曲第１番」、ワーグナー「ローエングリン前奏曲」他,　日本フィル５６回さいたま定演　</title>
<link>http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-ea57.html</link>
<description>フランスとゲルマン的な審美性の中に、高貴な退廃のエスプリが微かに香り立つ演奏とな...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;フランスとゲルマン的な審美性の中に、高貴な退廃のエスプリが微かに香り立つ演奏となったリスト「ピアノ協奏曲1番（変ホ長調）」。主題を変奏曲風に扱う、あるいは主題を何回も再現し全曲に統一感をもたせる循環様式である曲想に、叙情と詩性を織り交ぜた柔軟且つ安定した児玉麻里さんに拠るピアノ力奏。ベルカントの息遣いに共通する自然で優しい美しさと量感に溢れた技法は再び触れたい歌心だ。高音弦楽器を軸としたオーケストラの表情や音色もたおやかで安堵感を誘ったが、そうした内なる世界で鮮やかにピアノと呼応した木管楽器や３・４楽章で多用されたトライアングルの透明な響きが心地よい。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;プログラムが進むにつれてコントラバスの丸みを帯びた深いピッチカートの錬磨が均衡な張力をステージ中央に引き寄せ、アンコール「ローエングリン　第三幕前奏曲」では楽器全てが縦横に手繰り寄せられた熱演となった。イングリッシュホルン（木管楽器）が壮大なワーグナーの交響的幻想へと展開する独特な存在感を如実にしていた。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;帰路へ向かう聴衆から安らぎと穏やかさが伝わってくる週末の&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;夜だ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;２００９年１１月６日（金）午後7時～　大宮ソニックシティ　指揮　外山雄三　ピアノ　児玉麻里演奏　日本フィルハーモニー交響楽団　&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;参考資料　門馬直美著　西洋音楽史概説&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>文化・芸術</dc:subject>
<dc:subject>音楽</dc:subject>

<dc:creator>川田真理子</dc:creator>
<dc:date>2009-11-08T21:23:49+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/wrn-6bc3.html">
<title>W．リーム「厳粛な歌」、R．シュトラウス「最後の場」他、N響定期１６５５回</title>
<link>http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/wrn-6bc3.html</link>
<description>当日券でＮＨＫホールへ。お得感一杯のE席は、気に入ったプログラムや演奏者がいれば...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;当日券でＮＨＫホールへ。お得感一杯のE席は、気に入ったプログラムや演奏者がいれば、連日出かけるのも粋だろう。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;さて、１９９６年にリームが作曲した「厳粛な歌」は、器楽合奏のためのリリックで馴染みやすい現代曲だ。オーボエのピアノから入るが、良い意味での緊迫感が指揮者と演奏者から伝わり、総体的に開かれた弦や菅の音色が大変心地よく、曲が終わっても静かに佇みたくなる余韻と安らぎを与える素晴らしい演奏だった。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;「最後の場」はR．シュトラウスがオペラで最後に手がけた「カプリッチョ」でマドレーヌが歌う曲だそうだが、フェリシティ・ロットは初日ということもあって最初少しヴィブラートが効きすぎていたけれど、次第にオーケストラと溶け合い、会場の最後方までドイツ的な発音による声が明瞭に届き、名舞台で場数を踏んだ格調と品のよい甘いオーラで包まれた。カルロス・クライバー指揮オペラ「薔薇の騎士」で元帥夫人を演じたロットは、イギリス出身の長身で魅力的なソプラノ歌手だが、ビデオで拝見したその瑞々しさは失われていない。また、このウイーン的な温もりは、コンサート・マスターである篠崎さんの機転もあっただろう。オーケストラ伴奏は大きすぎず小さすぎず調和がとれていたが、小うるさく細かな点をあげると、曲の締めくくり3音は&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;ウィットにとんだ軽るみが欲しいところだ。　&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;プログラム最後であるR．シュトラウス「家庭交響曲」は、各楽器のテーマを主軸とした標題的な演奏解釈だった。主たるテーマを各楽器がバトンタッチしていく或いは突出した表現は、作用点が移動するため音響が拡散しやすく難解さを伴う。然るに様式美を踏まえ、&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;画一性から抜け出す事がクラッシック音楽の利点でもあるのだ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;2009年10月17日（土）　午後6時～　NHKホール　指揮　アンドレ・プレヴィン、演奏　NHK交響楽団　　&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>



<dc:creator>川田真理子</dc:creator>
<dc:date>2009-10-20T16:26:14+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/5-f368.html">
<title>シューマン・歌曲「美しき5月に」・・・秀和さんの訳詞と解説を読んで　</title>
<link>http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/5-f368.html</link>
<description>リートは得てではないのだけれど、このところ、有名どころのドイツ歌曲を取り出して歌...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;リートは得てではないのだけれど、このところ、有名どころのドイツ歌曲を取り出して歌ってみる。普段は午前中３０分くらい歌うが、この行為は私にとってラジオ体操のようなもので、体調のチューニングをしている時間と言えるかもしれない。扱っているドイツ歌曲は音程が狭く短いので、イタリア物のオペラ・アリアより気楽だ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;シューマン&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;「詩人の恋」はハイネの詩に作曲された連作歌曲集だが、その第１曲「美しき５月」は、眩い光と木々の恵みが耽美的に表現されていて、ロマンチックな映画音楽としても十二分に通用する現代性がある。後ページの訳詞や解説を念頭に自分なりに訳してみるが、曲想と言葉が合致していて、芳しい五月の情景がくっきりと浮かんでくる。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;本譜の訳詞と解説は吉田秀和さん。これには驚いたが、調性による正確な楽曲の捕え方と文学的な比喩は新しい評論体系を生み出したことを改めて痛感させられた。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;～歌の旋律も単に控えめで慎ましいばかりでなく、祈るような、息苦しいほどの緊張感を伴って微妙に断続する～・・・見事な訳意、註釈である。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;参考文献　「シューマン」世界音楽全集　（春秋社　版）&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>文化・芸術</dc:subject>
<dc:subject>音楽</dc:subject>

<dc:creator>川田真理子</dc:creator>
<dc:date>2009-10-16T12:49:32+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/55-6148.html">
<title>風のささやき　日本フィル ハーモニー交響楽団・グリーグ「ホルベルグ組曲より幻想曲」他 - さいたま定期演奏会55回</title>
<link>http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/55-6148.html</link>
<description>銀色に光る穂の合間を抜っていく風のそよぎ。透徹な弦のゆらめき。アンコール曲・グリ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;銀色に光る穂の合間を抜っていく風のそよぎ。透徹な弦のゆらめき。&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;アンコール曲・グリーグ「ホルベルグ組曲～幻想曲」は、北欧の自然を心の奥から発色し、叙情を超えた記憶に残る演奏だった。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;後半ベートーベン「交響曲第6番・田園」。『ウイーンの森を歩くような気持ちになっていただけましたか？』という指揮者・飯森さんの言葉通り、絶対音楽から距離を置き、鳥の囀りや雷鳴が如実に伝わってくる、管楽器を主人公に自然の標題をテーマとした独創的な解釈。ティンパニーの炸裂音や官能性が滲む大変個性的な木管楽器の音色に、名手の重みを感じる。&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;画一性から脱却した指揮者の必要性。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆☆&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;この日の演奏会場は拙宅から近く、金曜日の夜ということもあり、開演前にワインを飲む&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;。キンキンに冷えた辛口の白ワインは美味しかった。チラシに日本フィル―さいたま定期演奏会を楽しむための特典が幾つか載っていたが、浮世の習いから羽をしばし休めて、気軽に音楽に浸るのもいい時間。クラシック的音楽と日常の融和、社会との有機的な相関関係の大切さを、ふと思った。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;2009年9月18日（金）　午後7時～大宮ソニックシティ　指揮　飯森範親　演奏　日本フィルハーモニー交響楽団　&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>文化・芸術</dc:subject>
<dc:subject>音楽</dc:subject>

<dc:creator>川田真理子</dc:creator>
<dc:date>2009-09-28T10:40:11+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/nhk-6fe4.html">
<title>N響定期公演「メンデルスゾーン・フィンガルの洞窟」他</title>
<link>http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/nhk-6fe4.html</link>
<description>代々木公園でべトナムフェア開催中。傍目に木々の秋香を感じつつ、NHKホールへ。 ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;代々木公園でべトナムフェア開催中。傍目に木々の秋香を感じつつ、NHKホールへ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;序曲「フィンガルの洞窟」は風が頬をさわっていくような始まり。瞬間、巧くいく、と思った。大抵の場合第一声良ければ終わりまで良しなのだ。弦、管楽器、ティンパニー全てが丸く温かく、肌触りがいいピュア・ウール１００％の音色。高音弦楽器によるメンデルスゾーン特有の優美さも十二分に際立ち、パーフェクトな立体仕上げ総合得点９．９９９９９９・・・・・をマーク。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;「ヴァイオリン協奏曲」は、ソリストであるダニエル・ホープの旋律が流れがちで、ホグウッドの音楽性と隔たりがあり、この日は協奏しづらかったでしょう。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;交響曲第３番「スコットランド」。第一楽章の冒頭３２小節の陰影を含んだ重層的な響きからバロック的展開による曲の導入は見事。作曲家メンデルスゾーンの才気と力量を如実に示す部分でもある。金管楽器はフォルテとピアノ両面の表現を要求され難解だが、２或いは３楽章のおわり「ラ・ミ・ド・ラ（※移動ド法）↘」で背筋を使って巧みにピアノで処理されていた。反面、硬い響きから空気が交じった柔らかい響き、拮抗する衝撃的な響きといった、弦楽器と調和する、又は対立・凌駕する多様な音色を期待したい箇所もあった。４楽章（アレグロ・マエストーゾ・アッサーイ）の弦楽器が乱立する－「美は乱調にあり」といった、しかし何処までも&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;優雅な佇まいが根底に流れているメンデルスゾーン的な熱情に私は全開モードし、瞳孔が見開いてヴァイオリン属の豊かで良質な音色へ肩がついつい向いてしまう。－情熱が立ち帰り、バランスよ、お世話様。－おかげで、ぐっすり就寝。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;『フェリックス・メンデルスゾーン』、貴方は、もっともっと、たくさん注目されるべき早熟型作曲家です。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;９月１９日（土）　６：００～　NHKホール　指揮　クリストファー・ホグウッド　演奏　NHK交響楽団&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>文化・芸術</dc:subject>
<dc:subject>音楽</dc:subject>

<dc:creator>川田真理子</dc:creator>
<dc:date>2009-09-20T23:12:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-6e64.html">
<title>音楽家マリア・カラスへのアプローチ⑤西洋の歴史的建築物を思わせる威厳と耀き　カスタ・ディーヴァ</title>
<link>http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-6e64.html</link>
<description>初めてマリアの歌を聞くと、多くの場合その音色にエキセントリックな印象を受けるが、...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 1.2em;&quot;&gt;初めて&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 1.2em;&quot;&gt;マリアの歌を&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 1.2em;&quot;&gt;聞くと、多くの場合その音色にエキセントリックな印象を受けるが、聴くにしろ歌うにしろ声楽的な感覚に馴染んでいくと、いつしか幽玄な声色に引きこまれるだろう。そして私が最も注目するのは、劇的表現に隠された的確な発声だ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 1.2em;&quot;&gt;声質はドラマチック・ソプラノ、ゆえに声帯は短く幅が広い。個性的な音色のカラーを纏うことで独自性を強め、胸声区と鼻腔から額にかける頭声区の共鳴をミックスすることで、深く高く遠くまで届く効率的な響きと力強さに支えられ、構造ががっしりした西洋の歴史的建築物を思わせる威厳と耀きを放つ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 1.2em;&quot;&gt;オペラ「ノルマ&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 1.2em;&quot;&gt;」（ベリッー二）」で演じているノルマは、マリアの高潔でエネルギッシュな内面を象徴しているが、恍惚と神秘的なこのオペラの&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 1.2em;&quot;&gt;名曲中の名曲である&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 1.2em;&quot;&gt;アリア「カスタ・ディーヴァ&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 1.2em;&quot;&gt;」でも、楽曲の入念な分析が為されている。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 1.2em;&quot;&gt;前半の「～♪a noi volgi ,a noi volgi （ブレス）から母音ahで２点aに順次上行した後　&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 1.2em;&quot;&gt;２点aをタイで結んだ付点４分音符を３回引き伸ばしてクレッシェンドしながら、頂点となる２点bで天地が避けんばかりの拮抗状態を衝撃的なフォルテッシモで歌っている（鍵盤打楽器のピアノならいとも簡単に弾けるスケール展開！）部分は、極まりない難解な声楽技術を必要としているが、その解決策は言葉のつながりを不自然に切らず&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 1.2em;&quot;&gt;驚くほどソルフェージュとしてシンプルに旋律を分解し、ブレスを巧みに或いは豊かに吸って情感の高まりを表現している。ハートより、まず頭脳ありきなのだ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 1.2em;&quot;&gt;また、文学的視点からは巫女であるノルマの神性と人間本質の内的分裂を顕わしていると私は読むが、早々としたストーリー前半のクライマックスは&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 1.2em;&quot;&gt;サスペンス的な高揚感を与える。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 1.2em;&quot;&gt;後半はゆるやかな２拍子系から軽快な４拍子にリズムが変化し、同じ旋律と語彙を用いた３２章節が省かれたスピーディなエンディングで、２点aから２点ｂに半音上がる翳りを帯びた音程は明るい３点Cに跳躍して&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 1.2em;&quot;&gt;アレンジされ、華麗で果敢なノルマ像を増幅させている。双方とも慣習としての&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 1.2em;&quot;&gt;流れだそうだが、マリアは作曲家の意図をより鮮明に打ち出す手法を積極的に支持していて、時代や聴衆を意識する大切さを明確にしている。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>文化・芸術</dc:subject>
<dc:subject>音楽</dc:subject>

<dc:creator>川田真理子</dc:creator>
<dc:date>2009-09-14T14:08:33+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-4872.html">
<title>音楽家マリア・カラスへのアプローチ④指揮ジョルジュ・プレートル２０１０年ウイーンフィル・ニューイヤーコンサート（予定）</title>
<link>http://vagaluna.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-4872.html</link>
<description>マスネー、べリッー二、プッチーニの小曲が最初に歌われている「今甦る幻のマリア・カ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;マスネー、べリッー二、プッチーニの小曲が最初に歌われている「今甦る幻のマリア・カラス」ビデオ、実は私が先行して目を見張ったのは、マリアの歌を懸命に指揮するジョルジュ・プレートルの音楽性とその姿でした。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;１９２４年フランス生まれ御年８５歳、２００８年ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートで指揮を務め、２０１０年ニューイヤーコンサートで再度指揮が予定されていますが、この若かりし頃のフィルム断片を通して、今回はマリアを盛り立てることで才気を輝かせているプレートルに、スポットをあててみました。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;さて、花の香りに酔いしれ歌う、彼の熱情が秘められた個性的でエレガントな指揮姿は、幾多の歌劇場に身を置き、歌を知り尽くし、音楽に身を投じようとしている個人的なライフの彫塑に映ります。&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;短いオーケストラ前奏で天高く情感が一挙に登りつめ、劇的な様相が強烈に頂点に達した後ロマンが反転し、抑制されたリリックな歌旋律へ自然に誘導していく様は、独創とアクロバット的な技量の極致といえます。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;また、マリアのマスク（面）に声を閉じ込めた繊細なピアニッシモで、韻（弱めのアクセント）を踏む、或いは３連符１つ１つを明確に刻むなどの細密な表現に対して、プレートルはオーケストラに精緻な抑揚を指示し、休符部分では休むことなく点を打って声の脈動を伝え、常に歌と伴奏が呼応し安定した構図を創り出し、ドラマチックなオペラとは異なる可憐で清楚なマリアの魅力を最大限に引き出しています。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #330000;font-size: 1.2em;&quot;&gt;プレートル指揮による２０１０年ニューイヤーコンサート。ロマンティック・サイエンス２００％の果実の重みが、いやいや、今から楽しみです。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>文化・芸術</dc:subject>
<dc:subject>音楽</dc:subject>

<dc:creator>川田真理子</dc:creator>
<dc:date>2009-09-07T19:33:36+09:00</dc:date>
</item>


</rdf:RDF>
